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防水工事の施工について!施工内容別の特徴や耐用年数を紹介

2023.02.24

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F市Y様邸屋上防水改修工事

防水工事は建物の屋上やベランダなどに施工する工事です。
その内容は、外壁塗装のように機能性のある塗料を塗装していく工法も含まれ、さまざまな場所で施工されています。

ただ、どのような工事でもいえることですが、耐久性には限界があり、相当の年数が経過すると耐用年数を迎えます。

そこで今回は、防水工事でどのような種類があるのか、それぞれの種類の特徴はどのようなものかといった解説をしつつ、それぞれの耐用年数について解説していきましょう。

防水工事として主に施工される工事4種類を紹介

屋上やバルコニー、ベランダなどへ施工し、建物への漏水を防ぐのが防水工事です。

そのような防水工事にも次の4つ工法があります。

1・ウレタン防水:ウレタン樹脂を塗装する工法
2・FRP防水:繊維強化プラスチック(FRP)を塗装する工法
3・シート防水:防水性のシートを貼り付ける防水工事
4・アスファルト防水:シートにアスファルトをしみこませて重ねる工法

それぞれメリットやデメリットがあり、耐用年数も異なります。
各方法の特徴も交えながら耐用年数について解説していきましょう。

一般的によく用いられるウレタン防水の特徴と耐用年数

ウレタン防水とは、ウレタン樹脂を塗装していく工法です。
ウレタン樹脂は防水性が高く、乾燥することで防水効果が期待できます。

耐用年数は5~10年で標準的な耐用年数といわれています。

また、主に用いられる塗装による密着工法のほか、メッシュシートを組み合わせたメッシュ工法、通期鑑賞シートを使用してその上に塗装する通気緩衝工法といった工法もウレタン防水の一種です。

このような特徴を持つウレタン防水のメリットとデメリットを見ていきましょう。

まず、メリットとしてはつなぎ目がないことや段差にも施工できること、安価なことです。
塗料のように塗装していく工法なので、つなぎ目がありません。

そのため、つなぎ目がない分、見た目も良いというメリットがあります。
次に塗装する工法であることから、複雑な形状や階段などの段差でも気軽に施工できるようになっています。

このメリットによって、屋上やバルコニーだけでなく外壁塗装のように外壁にも施工することが可能です。
また、ウレタン防水自体も安価なことから広く用いられています。

ただ、デメリットもあります。

それは技術力が必要な工法であることです。
均一に塗装していくことが求められるので、技術が未熟な防水工事業者では正確な施工ができない場合もあります。

耐久性に優れたFRP防水

FRP防水はさきほども触れたように繊維強化プラスチック(FRP)を利用した工法です。

ガラス繊維がミックスされたプラスチック樹脂を塗布していくことで防水工事が行われます。
耐用年数も長めで10年以上とされています。

そのようなFRP防水のメリットとして耐荷重性、防水性の高さといった点が挙げられます。
プラスチック樹脂が強固なため、体重が乗っても防水工事部分を破損しにくい特徴もあります。

そのため、ベランダなどに施工することが多い工法です。
さらに防水性も高いことから貯水槽への防水工事として用いられることも少なくありません。

このように耐久性に優れたメリットを持つ反面、デメリットとして紫外線に弱いことや劣化すると浮きが出てくることも挙げられます。
まず、紫外線に弱く直射日光の当たる屋上では利用できない工法です。

長年紫外線を浴びると劣化し、次のデメリットである施工部分が浮き上がってしまうことも起こります。
そうなると、歩きづらさや外見の悪さといったデメリットだけでなく、防水性能も著しく低下します。

シートを敷いて施工するシート防水

シート防水とは文字どおり防水性の高いシートを貼り付けていく工法で、さまざまなシートを用いて施工できる方法としても知られています。

たとえば、屋上では紫外線に強い塩化ビニール樹脂によるシートを使用し、歩くことが多い場所ではゴムシートを利用します。
さらにアスファルトシートは、重歩行と呼ばれる車の乗り入れがある場所に対応可能です。

このような特徴を持つシート防水の耐用年数は長めの10年となります。

また、専用の接着剤によって下地部分にさきほど紹介した防水シートを直接接着する接着工法や、下地にシートを固定するのに金具を打ち付けて固定していく機械式固定工法があります。

メリットとしては、広い場所の設置が可能、工期が短いといった点です。
シートを用意できればどのようなに広い場所にも施工できるので大きなビルの屋上などに利用できます。

また、シートを敷いて固定していくだけなので一気に工事をすすめられ、工期が短いというメリットもあります。

一方で、デメリットは複雑な形状が苦手な点やシートによっては、歩行できないくらい耐荷重性能も低いといった点を挙げます。

アスファルトを敷いていくアスファルト防水

アスファルト防水は、化学繊維シートにアスファルトをしみこませて重ね張りする工法です。
バーナーなどで加熱してアスファルトを溶かし、それを防水のために施工していきます。

耐用年数は5~10年ですが、修繕にはあまり用いられない工法です。

メリットとしては紫外線や雨水に強いことで、雨漏りもほとんど起きない強みがあります。

一方、デメリットは施工時の悪臭です。
アスファルトを溶かしていく工法なので、周囲にアスファルトの溶ける独特なニオイが立ち込めます。

そのため、事前に周囲の建物に告知しておくことが重要といえるでしょう。

マンションの基礎部分や、まれに屋根などへ施工することもあります。

まとめ

屋上などに施工する防水工事はウレタン防水、FRP防水、シート防水、そしてアスファルト防水といった4つの種類があります。
それぞれに耐用年数が設定されており、それを過ぎると劣化などによって修繕工事が必要になります。

ただ、こまめに点検を受けたり、メンテナンスしたりすることで耐用年数を伸ばすこともできるので依頼するのがおすすめです。
もし、耐用年数を経過しているようであれば、専門業者に相談し防水工事部分の修繕なども検討してみましょう。

福井県福井市の谷口建装では、改質アスファルトシート防水を使用した屋上防水などの幅広い防水工事を承ります。

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