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屋上防水は部分補修でも復活する?各工法の劣化サインや補修法

2023.08.25

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雨の時期や雪の降る時期になると、雨漏りが気になる方も多いはずです。
特にベランダの防水工事をはじめ屋上防水の部分が傷んでいる家に住んでいる方はそう感じやすいのではないでしょうか。

一方で、実際にどのような工事を依頼していいのかわからないという方も多いはずです。

今回は屋上やベランダといった部分の防水工事のうち、特に屋上防水にフォーカスして寿命を伸ばすための部分補修方法を解説します。

屋上防水は部分補修をするのがおすすめ

屋上防水は、本格的なリフォームをするよりも部分補修でこまめに修理するのがおすすめです。
その理由は次の通りです。

・トータルの費用が安く済む
・資産価値が高まる
・不快な思いをする前に対策できる

トータルの費用が安く済む

こまめに屋上防水の点検や部分補修をしたら、お金がかかるのではと感じる方も少なくありません。

しかし、日ごろから劣化が軽いうちにこまめな部分補修をすることで、深刻な防水層の破損や修復に手間のかかる下地の劣化といったトラブルを未然に回避できます。

メンテナンスや点検の費用が頻繁に発生するのは気になるという意見もあるかもしれません。

しかし、こまめに補修すれば、大規模な修繕費用を削減できるという大きなメリットが得られ、トータルで費用が安く済むことも少なくないのです。

資産価値が高まる

もし将来、売却なども検討している場合は、部分補修をこまめに行うのがおすすめです。

特にマンションなどを持っている方は、こまめに補修されていると資産価値が高いと判断されることも多く、売却時に有利です。

不快な思いをする前に対策できる

部分補修をしないと、いくら正確な屋上防水の施工が行われていたとしても数十年後に破損や劣化を起こし、いずれ雨漏りを生じさせます。

もし、部分補修や点検を放置していた場合、ある日突然雨漏りがやってくるのです。

そうなってようやく補修を手配しても、スケジュールが合わなかったり、大規模修繕工事の費用が調達できなかったりといった理由で、ブルーシートをかぶせるといった手段が取られる場合もあります。

このような状態では、気分も悪く不快な思いをすることでしょう。

一方、こまめに点検や部分補修をすれば、未然に異常が発見できたり、予防ができたりするので、雨漏りや修復費用の工面で嫌な思いをすることもありません。

主な屋上防水の工法と劣化サイン・部分補修方法

屋上防水にはさまざまな種類があります。

ここでは主に施工される次の種類について解説しましょう。

・アスファルト防水
・シート防水
・ウレタン塗膜防水

アスファルト防水

アスファルト防水は、アスファルト素材を屋上防水として施工している種類です。

この屋上防水の劣化サインとして、シーリング材劣化や防水層のふくれ、口開き、砂落ちといったものがあります。

アスファルト部分が膨れてしまったり、アスファルトの連結部分が壊れてしまったり、口開きといって劣化したアスファルトがめくれあがったりします。

また、砂落ちとはアスファルトの表面部分が剥がれ落ちた状態です。

このようになった、あるいはなりそうになったという場合は、部分補修として、アスファルトを追加したり、口開きした部分を閉じたり、砂落ちした部分を埋めたりします。

また、かぶせ工法といって、既存防水層は残してその上から新たな防水層を形成する工法をとる場合もあります。
これは非撤去方法といって、破損部分の上にアスファルトなどの素材を乗せることです。

シート防水

シート防水は、樹脂などのシートを下地の上に設置していく工法です。

劣化のサインとしてシート部分が破断したり、収縮や硬化したりといったシート自体の異常が主なものです。
さらにシートジョイントが破損したり、シートのよれができたり、水たまりやコケなどが発生したりします。

このような状態になったら、問題箇所を撤去して、新しいシートをつける部分補修が行われます。

また、水たまりやコケができている場合は、通気なども問題になっているため、改修用ドレンを設置する場合もあります。

ウレタン塗膜防水

ウレタンを直接下地に塗装する屋上防水です。

劣化のサインとして、表面の風化、剥がれや摩耗、塗料の膨れ、ひびといった塗装の劣化が挙げられます。

このようなサインが見られたら、塗膜から素材を判断して、相性の良い塗膜ができる防水工事用の塗料で部分補修をします。

また、水はけが問題になっていることもあるため、排水溝の修理などもするケースがあり、意外な場所を部分補修するケースも少なくありません。

屋上防水の部分補修は自分でもできる?

結論をいえば、ごく軽度のものであれば自分でも部分補修は可能です。

ただし、防水工事は安易に自分で行ってしまうと、使用した材料が既存の防水材との相性が合わずに破損が拡大したり、防水能力が回復しなかったりといったトラブルも抱えることになります。

実際防水工事を担っている専門業者は、国家資格として認められた防水施工技師が施工することがほとんどです。
そのため、部分補修でも専門的な知識や技術が求められるのも事実です。

確かに自分でリフォームをしたり、シートをつけたりといったことは、ホームセンターなどで材料を入手することで簡単にできます。

一方で、冒頭のようなトラブルを引き起こすことも多いため、まずは屋上防水工事の専門業者に依頼して点検をしてもらうことがおすすめです。

部分補修程度であれば、そこまで高額な費用は発生しないため、迷っている方は、早めに依頼するようにしましょう。
そうすることで、最も安価で安全な専門技術による部分補修が可能になります。

まとめ

定期的に部分補修のようなリフォームをすることで屋上防水の部分は長寿命になります。

今回は、補修の重要性についてまとめました。

定期点検をこまめに行うことで、破損の現金を突き止め、比較的安価に部分補修が受けられて、防水層の劣化や下地の破損を最小限に食い止められます。

手遅れとなる前に専門業者へ依頼することで、常に劣化した部分を補修できるようにしておきましょう。

そうすることで、屋上防水の長寿命化や長い目で見た場合の節約につながります。

 

福井県福井市の谷口建装では、改質アスファルトシート防水を使用した屋上防水などの幅広い防水工事を承ります。

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