新着情報

似ている工事?防水工事と塗装工事との違いについて解説

2023.09.22

Pocket

住宅に施工する工事には防水工事と塗装工事があります。

共に屋根などに施工する工事であることや、防水工事でも塗料を使用した塗装工事をするケースもあることから両工事は同じように見えてしまうという方も多くいます。

一方で、それぞれの工事は目的や工具、塗料などの部材が違ったものになっており、施工のための技術や知識も別工事といっても過言ではないくらい異なっているのも事実です。

そこで今回は防水工事と塗装工事の違いについて解説しましょう。

防水工事とは何か?塗装工事とは何か?

防水工事と塗装工事との違いを知るうえで、そもそも両方の工事がどのような内容なのか知っておくことが重要です。
ここでは最初にそれぞれの工事について解説しましょう。

防水工事とは何か?

防水工事とは、建物を水から守ることを第一にした工事です。
塗装以外にも多彩な手段で住宅へ侵入する水を防ぐことが目的です。

塗料も防水性能を優先にした塗料を使用するほか、シートやアスファルトなどの部材を使用することもあります。
それらの手段を利用して防水層とよばれる水を通さない膜を作り出し、水から建物を守る施工を行っています。

施工場所は主に陸屋根と呼ばれる屋根部分や屋上、ベランダの床面、ベランダの外壁の一部です。
この点も塗装工事とは違う部分です。

塗装工事とは何か?

塗装工事は防水目的が第二、あるいは第三の目的になっている工事です。
そして次のような点を目的に施工されるケースがほとんどです。

・天候などからの保護
・美観の維持

まず、風や日差しなどから建物を保護する目的です。

この点は防水工事に似ているような印象を受けますが、防水工事に比べて塗装を行う場合も遮熱や断熱、日差しなどの自然に対応させることを重視します。

実際に塗装工事で作られる塗膜は、防水よりも熱や日差しなどに対する機能を優先させています。

次に塗装をすることで建物の美観を周囲に与えます。

そのため、色を選択するだけでなく、艶の有無や色の組み合わせといった、防水工事の塗料ではあまり行われない選択のうえで施工されているのが特徴です。

全体を通じて防水効果も得られるようになっています。
実際、塗装工事後の塗膜は滑りがあるため、雨の親友を防ぎます。

一方で、防水工事に比べて塗膜に傷がつきやすいため、ベランダの床面などの塗装を行うことがありません。
そういった場面では同じ塗装作業が行われる場合であっても、防水工事業者が活躍する場面です。

防水工事や陸屋根や屋上、ベランダの外壁の一部に施工することが多いのに対し、塗装工事は主に陸屋根以外の屋根、外壁への施工をメインにしています。

防水工事と塗装工事は別物

ここまで解説したように防水工事と塗装工事は別物の工事です。

混同されていることも多く、場合によっては防水塗装と呼ばれる用語によって、それぞれの工事が一緒のように誤解を与えてしまうことも珍しくありません。

自宅などのメンテナンスやリフォームを検討する際、このような混乱を与える状況に直面することもあるので両者の工事についてまずはしっかり違いを知っておきましょう。

防水工事の種類について

塗装工事と防水工事の違いについて知ったところで、防水工事の種類を紹介しましょう。
防水工事には主に次のような種類があります。

・塗膜防水
・シート防水
・アスファルト防水

塗膜防水

塗膜防水は、塗装工事に似ている工事でウレタン樹脂やアクリル樹脂など塗装工事に用いられる素材が用いられています。

一方で、外壁塗装よりも防水性能に特化した塗料を使用していることや別の工事と組み合わせることも多いので、別の技術やノウハウが求められる工事です。

このほか防水工事特有の塗料として、ウレタンゴム系の樹脂が入った防水塗料を塗布する工事やFRPと呼ばれる繊維強化プラスチックを溶かした防水塗料を塗布する工事もあります。

さらにそれぞれの施工をしたのち、トップコートと呼ばれるコーティングを行うのも防水工事の特徴です。

シート防水

樹脂やゴムなどのシートを貼っていくことで防水層を形作る工事です。

シートを接着する施工内容から、塗装工事とは一線を画す工事といえるでしょう。
平面を一気に短期間で施工できるメリットがある防水工事の種類です。

アスファルト防水

塗装工事では、まず使用しないアスファルトを使用した防水工事です。

シート状になったアスファルトを並べてシート防水のような施工をしつつ、仕上げは塗膜防水のように液状となったアスファルトを塗っていく複合的な工事です。

さらに仕上げとしてバーナーを使用して炎で加熱していき、熱で防水層をより密着させている点も特徴的といえます。

塗装工事の種類とは?

塗装工事の種類は、主に塗料の種類によって決まります。

近年の主流はシリコンを配合したシリコン塗料による施工ですが、状況によってウレタンゴムのような素材が配合されたウレタン塗装も行われます。

塗装工事特有の塗料とは?

防水工事では用いられない塗装工事特有の塗料もあります。
それが機能塗料です。

たとえば、遮熱塗料や断熱塗料などがよく知られており、省エネ効果も期待できることから、省エネの補助金対象になる自治体もあります。

まず、遮熱塗料が太陽熱を防ぐ機能を持っている塗料で主に夏場機能する塗料です。

次に、断熱塗料は室内の熱も外に出しにくい能力を持っていることから、冬場の暖房熱が外に出てしまうのを防ぐ効果が期待できます。

これら以外にも多彩な機能を持つ塗料が塗装工事に導入されており、現在も新しい塗料が誕生し、塗装工事のレパートリーに追加されています。

一方で防水工事のような選択肢に比べて色や機能など種類が多すぎるため、適切な塗料を選ぶ場合は事前に知識を吸収しておく必要があるのも事実です。

まとめ

防水工事は建物自体にダメージを受けないように水から建物を守る工事です。

さらに防水工事の工法は単に塗装する以外にもシートを使ったり、塗装では用いることがないアスファルトを用いたりして雨漏りを予防します。

今回紹介した防水工事を知ることで、住宅のメンテンナンスや補修について必要な工事はどちらなのか理解できる出でしょう。

そうすることで、適切な工事を選択して住宅も長持ちさせられるはずです。

 

福井県福井市の谷口建装では、改質アスファルトシート防水を使用した屋上防水などの幅広い防水工事を承ります。

会社名:谷口建装

住所:〒918-8175 福井県福井市江尻ケ丘町65

TEL:0776-63-6487

TEL(代表直通):080-3740-1383

営業時間:8:00~17:00

定休日:日曜日

お問い合わせ

お見積もりは無料です。
お気軽にお問い合わせください。